開店準備(観察)日記

独立して、飲食店を始める夫を、応援したり邪魔したりする日記。

「上棟式in Saiin」

棟も上がったことですし、上棟式もやりました。

工務店の方に

「ちょっと書いといてほしい物があるから、木の板持って行きます〜」

って言われ、到着したのが…コレ。

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(書いた後の写真しか無かった…)

 

…これ、板か?柱じゃね?

とかいうサプライズありつつ〜〜の、上棟式準備。
この柱が、屋根裏に納められて、この家を守ってくれる…的な。
(端の方に“樽家参上!”とか、書いたらダメですか?って聞いたら、今回は辞めときましょ。って諭された話しする?笑)

そんな柱を前に、夫が腕をふるいます。
あの、習い事の日々は、この日の為と言っても過言ではない…
(そういえば、我々の馴れ初めも、書道だなぁ…)

 

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これに、あれやこれや(工務店さん作)して、ゴールはコレ!

 

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あとは、皆んなで拝んで、お酒とお塩を撒き…

 

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….で、終了!

朝一の上棟式で、その後作業もされるということで、クーラーボックスいっぱいの飲み物と、ビール1ケース。あと、ほんの少〜〜しの気持ちを(皆さんのお昼ごはん代にでもなれば…ぐらいの)お渡しました。
知り合いには、餅まきを推されましたが、却下しました(笑)
ごめんね、Mさん(*゚艸゚*)

 

今回は簡易に…ということで、準備含めて1時間ほどで終わりました。
しっかりやると、式の後にご飯を食べたり…色々やるみたい(餅まきとかね!笑)
そこまでは大変かもしれないけど、簡易でもやって良かったな〜〜と思います。

「棟上げる」

ついに、我が家も“建つ日”がきてしまいました…

 

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これが…

 

 

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こうなって…

 

 

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こうっ!!

 

☆祝☆棟上げ

 

こうなると、一気に家っぽくなりますね。
基礎の時は、アレ?小さい…と思ってたけれど、棟上がってくると…意外と大きいかも(笑)
などと、夢も膨らみます。

まぁ、ここに6人(内、男が4人)も住もうっていうんだから…全く、広くもなんとも無いんですけどね!

「土台づくり」

地中に深く"杭的なもの"を埋めて、何日経ったでしょうか…

書類の作業が滞り、更地に空いた穴には、雨水が溜まっては乾き…溜まっては乾き…

 

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ご近所さんからの「どうなってんの!?」コールが、やまない日々。
しかも、目と鼻の先にある空き地でも新築工事が始まり、あっという間に我が家を追い越していく始末。

 

…棟上げって、あんな早いのね。
しかも、建ててる人がイケメンらしい(ご近所さん談)

 

我が家は、準防火地域?とかいう所で、色々と制約があるみたいです。
しかも、飲食店をしたいから、それ用のまた何か制約があって…
金銭的余裕もないから、そこらへんもバタバタして…
印鑑証明と住民票を、鬼のように取りまくって。
工務店さんの、猛烈な頑張りの甲斐もあり)

ジャジャーン!

 

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基礎工事、始めちゃったもんねー!
ゲリラ豪雨の中、、黙々と作業をしていただくこと数日。
日に日に工事は進み…

 

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あっという間に完成!
(目と鼻の先新築には、すでに屋根も付いてるけどね)

早かったなぁ…本気出してきたなぁ…
いよいよ建つなぁ…。
そろそろ、店の中身の報告もしていきたいなぁと思ったり。
メニューとか?店名とか?
夫さん、どんな事考えてるのでしょうか。

「まずは、掘ります。」

家を壊す前、風の噂で(発信源は、主に父)ここらは掘ると水が出るよ…と。

昔は沼的な?田んぼ的な?そんなお土地柄らしく、地面ゆるゆるよ…と。
祖母曰く、台風が来れば、家が目に見えて(10cmちかくは)揺れてるよ…と。

そんな地面が、現代の審査をパスできるわけもなく。
しっかりめの地盤改良が必要と相成りました。

方法は2つ。

詳しい内容は覚えてませんが、ざっくり、高い方と安い方(笑)
安いとはいえ、今まで無くても家は建ってましたから。
施されれば、安全度大幅アップなのは間違いなし!

…というわけで、地盤改良工事(安い方)がはじまりました。

 

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ドリル。しかも、かなりデカめの。
それで、家を建てるであろう場所に穴を掘っていきます。
あの狭い土地に、10個は掘ったでしょうか…
なんか…こう…兵馬俑埋めていきます!みたいなサイズの穴。
掘ったと思ったら、速攻コンクリートで埋めて。想像するに、地中に大きなコンクリートの柱?杭?が刺さった状態なのかな…その上に家。

ちなみに、近所の新築物件も同じドリルで同じような事をしてました。
やっぱ、ここらへんには必要な工事なんですね。元沼だし。
これをしたおかげで、安心安全な家が建つよ!と、とても嬉しそうに工務店の人に言われて…

あぁ。今までの家って、やっぱり危なかったんだ…と、少し切ない気分になりました。
普通に住めてたんやけどなぁ…

…そういや、地鎮祭の時に、家の東西南北の端に埋めろって言われたお守りみたいなやつ。
いつ、どこに、どうやって埋めるんやろ…
もう埋めたのかな?兵馬俑の穴に(笑)


(隣の家の壁も、我々がきれいに直しましたとさ。)

「地鎮祭開催」

自宅の更地化も完了し、次は地を鎮する必要があるのではないか…ということで、地鎮祭を行いました。

土地の神様に、工事の安全を願ったり、建物を建てる許可をいただいたり…というような行事ですが…なんせ、夫は信心が無い(笑)
と言うと語弊があるかもですが、目に見えないものはあまり信じない(と言う)傾向のある人で。
やらなくても良くない?というような雰囲気を出していたものの、周りに流されるように地鎮祭は行われることになりました。

そんな地鎮祭当日。
夫、超楽しんでおりました(笑)

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施主として、色んな役割に駆り出される夫。
祈ったり、紙をばらまいたり、砂山を崩したり…
来てくださった神主さんも、とっても良い人で。

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子供に地鎮祭についての話をしてくださったり、なるべく家族が参加できるような形で、色々と声をかけてくださったり。
一生に何度もするような事ではないものだし、良い経験になったなぁ〜と思いました。

地鎮祭当日に、必要だったのは、一升瓶とお金。
帰りには、その一升瓶とお供え物のお野菜やお米、塩、スルメ、リンゴ…などの、なかなかの大荷物。
その中でも、シメジの存在感は素晴らしく(笑)ずーっと作り物だと思っていたら、まさかの本物!?
あんなに食べるのを躊躇うシメジは、今までなかったなぁ…と思うほどでした。
神様パワーだろうか…シメジに?
ま、料理してしまえば、いつものシメジでしたけどね(笑)

そんな地鎮祭、実は5月の頭の話です。

「自宅の更地化!」

先日も書きました通り、ただ今我が家は更地化しています。

解体工事が始まって、更地になるまで…一週間ぐらいだったでしょうか?
ほんと、あっちゅー間(笑)

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解体業者さんには大変お世話になり…

買った時、クレーンで窓から搬入した冷蔵庫を、家の外に出したい!
とお願いすれば、寸法を測って、階段から下ろしてくれたり(↓階段ピッタリの幅の冷蔵庫が、降りてくる様は圧巻でした↓)

 

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母の嫁入り道具だったタンス(これも、昔窓から入れた。)も下ろしたい…
とお願いすれば、解体途中に下ろしていただき、祖母宅の窓から再び搬入という大仕事。
そして、爽やかに去っていく業者さん…
その節は、大変お世話になりました。


ほんと、何でも言ってみるもんですね!笑
プロの方は凄いです。


…そういえば、夫も「料理でお金をとってる」と聞いております。
まさしくプロ!

確かに、たまに作ってくれる料理は、家庭料理とは一線を画すような…
聞いた事ないような調味料?を、瓶で買ってみたり。(それ、次いつ使うのよ。)
私なら2食分にするな〜って量の肉魚類を、1食分にしちゃったり。(明日はキュウリかじって過ごすつもりかい?)

プロの仕事とは凄いものです(笑)
夫の店がオープンした際には、そんな、プロの仕事を見にきていただければと思います。(話術も含む。)

と、一通りのプレッシャーを与えて、今日は終わります。

 

「お店の場所について。」

そういえば、場所とか言ってない人もいるかなぁ…と思いました。

夫がお店を出す場所は、自宅です。
自宅の1階にお店を作ろうと…我が家は今更地状態。
そう!建て替えですねっ!

築60年…ぐらいだったでしょうか。
瓦が割れれば、祖父が屋根に登って直し。
給湯器も祖父が付け(有資格者だったんです)
あちこちに穴を開け、あちこちに色んな線を通し。
ある時は、大胆な模様替えの末、両親の寝室に冷蔵庫を置いてみたり(笑)
そんなあの古民家も、今はもうありません。
(唯一、背比べの柱だけは保管してあります)

解体が始まる直前には、家族で集まり最後の晩餐をおこないました。

誰かさんが2階の床をぶち抜いたので(笑)みなが安全に集まれそうなところ…ということで

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倉庫での晩餐となりました。

確かに、ご飯を食べるような場所ではなかったけど…

今は亡き祖父の(迷惑なくらい大量の)仕事道具に囲まれて…家族そろったと言っても過言ではないのではっ!?

祖母は、家なくなったら泣いちゃうかも…なんて言っていましたが、今のところ涙は一滴も見ておりません。
もう、ほっといても壊れそうだったからね…

 

思い出話は尽きませんが、そんな興味もないと思うので(笑)
興味持たれた方は、また個人的にお話ししますね。

というわけで、我が家の側を通られた方は是非、建築状況をご確認いただき、「この調子だと、オープンは遅れるな…笑」などと思いを馳せていただければと思います。